大腸内視鏡のリスクマネジメント
前投与薬
鴫田 賢次郎
1
,
岡 志郎
,
田中 信治
,
林 奈那
,
茶山 一彰
1広島大学病院 内視鏡診療科
キーワード:
Benzodiazepines
,
Pethidine
,
Propofol
,
大腸内視鏡法
,
催眠剤と鎮静剤
,
生体機能モニタリング
,
低血圧
,
麻酔前投薬
,
精神鎮静法
,
副交感神経遮断剤
,
呼吸抑制
Keyword:
Benzodiazepines
,
Colonoscopy
,
Hypnotics and Sedatives
,
Hypotension
,
Meperidine
,
Monitoring, Physiologic
,
Parasympatholytics
,
Preanesthetic Medication
,
Propofol
pp.1595-1602
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017059980
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大腸内視鏡検査施行時における前投与薬にはおもに鎮痙薬と鎮静薬・鎮痛薬がある.前投与薬を効果的に使用することで,被検者はできるだけ苦痛なく楽に検査ができ,内視鏡医の検査・治療の完遂・成功率を向上させることができる.近年,鎮静に関する需要も高まりつつあり,2013年12月には「内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン」が発表された.実臨床において,内視鏡医は各種薬剤の効能,副作用,適切な使用方法を熟知し,被検者の希望や既往歴・社会背景に応じた使い分けが重要である.また,偶発症発生時には的確に対応できる知識と技術を身につけておく必要がある.
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