大腸ESD/EMRガイドラインの正しい運用のために
外科医の立場からみた新ガイドラインとその課題
佐藤 武郎
1
,
中村 隆俊
,
小坂 愉賢
,
内藤 正規
,
山梨 高広
,
渡邊 昌彦
1北里大学 医学部外科学
キーワード:
外科学
,
大腸内視鏡法
,
術後合併症
,
術中合併症
,
術後管理
,
術前診断
,
大腸腫瘍
,
腸穿孔
,
診療ガイドライン
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colonoscopy
,
Intraoperative Complications
,
Intestinal Perforation
,
Postoperative Care
,
Postoperative Complications
,
General Surgery
,
Colorectal Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
pp.77-83
発行日 2015年12月20日
Published Date 2015/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016121958
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2012年4月に大腸ESDが保険適応となり,大きな良性腫瘍や早期大腸癌に対する治療の選択肢が増えた.これらを鑑みて,2014年4月に「大腸ESD/EMRガイドライン」が示された.このガイドラインは,日本消化器内視鏡学会のみならず,大腸癌研究会,日本大腸肛門病学会,日本消化器病学会のコンセンサスによるものである.このガイドラインは,適応,術前診断,手技,偶発症,根治性判定,術後経過観察,病理診断などからなる.本稿では,外科医の立場から,これらの項目を一部抜粋しながら,外科医としての考えを述べる.
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