カプセル内視鏡の現況と最新動向
医療過疎地域における読影ネットワークの運用
金子 剛
1
,
溝上 裕士
,
松井 裕史
,
平井 信二
,
間宮 孝
,
廣島 良規
,
吉田 茂正
,
藤枝 真司
,
西 雅明
,
添田 敦子
,
浅岡 均
,
青島 真理子
,
岡部 裕一
,
海老原 次男
,
廣瀬 充明
,
遠藤 慎治
,
福田 邦明
,
鈴木 英雄
,
石毛 和紀
,
奈良坂 俊明
,
兵頭 一之介
1筑波大学 消化器内科
キーワード:
医師
,
へき地医療
,
消化器系内視鏡法
,
ヘルスマンパワー
,
遠隔診療
,
専門職の地理的配置
,
多機関医療協力システム
,
茨城県
,
カプセル内視鏡法
Keyword:
Health Manpower
,
Medically Underserved Area
,
Multi-Institutional Systems
,
Professional Practice Location
,
Physicians
,
Endoscopy, Digestive System
,
Remote Consultation
,
Capsule Endoscopy
pp.1669-1674
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016118523
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本稿前半では人口が全国11位である茨城県がなぜ医療過疎県とされるのかにつき,医療アクセスなどの観点から概説し,医療アクセスの悪さゆえに生じたカプセル内視鏡均霑化の遅れとその対応策の必要性について説明する.後半ではその対応として構築した,茨城カプセル内視鏡ネットワークの特徴とその5年間の運用実績を示す.この結果からわれわれは,当県にかぎらず,多くの医療過疎県や医療過疎地域が直面する問題解決には,本ネットワークのような遠隔医療システムの活用が有用であると提案する.
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