胃癌に対するESD/EMRガイドライン-正しい理解・運用のために
内視鏡学会ガイドラインの作成方法と胃癌学会ガイドラインとの違い
小野 裕之
1
1静岡県立静岡がんセンター 内視鏡科
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
EBM
,
診療ガイドライン
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Gastroscopy
,
Stomach Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
pp.631-635
発行日 2015年5月20日
Published Date 2015/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015257336
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
早期胃癌に対する内視鏡治療が急速な拡がりを見せている現況において,日本消化器内視鏡学会は,新たに科学的な手法で作成した基本的な指針として,「胃癌に対するESD/EMRガイドライン」を作成した.適応・術前診断・手技・根治性の評価・偶発症・術後長期予後・病理の7つのカテゴリーに分け,現時点での指針とした.この分野においてはエビデンスレベルが低いものが多く,コンセンサスに基づき推奨度を決定しなければならないものが多かったが,エビデンスを作る試みに期待したい.
Copyright © 2015, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.