<解説>よくわかる大腸ESD/EMRガイドライン
日本消化器内視鏡学会編「大腸ESD/EMRガイドライン」作成の目的と概要
田中 信治
1
1広島大学 大学院医歯薬保健学研究科内視鏡医学
キーワード:
医学会
,
大腸内視鏡法
,
大腸腫瘍
,
EBM
,
診療ガイドライン
,
委員会会員資格
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colonoscopy
,
Societies, Medical
,
Colorectal Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
,
Committee Membership
pp.427-430
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015380058
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上部消化管領域に続いて,大腸領域においてもESDの安全性と有効性が明らかになり,2012年4月にはESDが保険適用となった.大腸領域の内視鏡治療適応病変には早期大腸癌のみでなく前癌病変としての腺腫性病変が多く存在し,大腸EMRとESDの棲み分け,そのための術前診断,実際の内視鏡治療の有効性と安全性を第一線の臨床現場で確保するための指針が必要になっていた.そのような背景のもと,日本消化器内視鏡学会で,EMR/ESDの適応・術前診断・手技・根治性の評価・偶発症・術後長期予後・病理診断などの広範囲な領域を簡潔にまとめたガイドラインが作成された.
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