Diagnostic and Interventional EUS-現状と将来展望
EUS下腹腔神経叢ブロック
土井 晋平
1
,
安田 一朗
,
岩下 拓司
,
上村 真也
,
馬淵 正敏
,
森脇 久隆
1岐阜大学医学部附属病院 第一内科
キーワード:
緩和ケア
,
自律神経ブロック
,
腹腔神経叢
,
超音波内視鏡検査
,
治療成績
,
癌性疼痛
Keyword:
Cancer Pain
,
Celiac Plexus
,
Autonomic Nerve Block
,
Palliative Care
,
Treatment Outcome
,
Endosonography
pp.1759-1765
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014055623
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EUSガイド下腹腔神経叢ブロック(EUS-CPN)は癌性疼痛に対する治療オプションの一つであり,EUS関連手技のなかでは比較的容易かつ安全に行える手技である.その有効率は70~80%とされており,有効性のさらなる向上を目指して,これまでさまざまな手技の改良の試みが報告されている.また,最近になって腹腔神経節そのものがEUSで描出可能であるという認識が拡がり,これを直接穿刺するEUSガイド下腹腔神経節ブロック(EUS-CGN)の有用性が報告されるようになった.腹腔神経節の描出に多少の慣れとコツを要するが,手技そのものはEUS-CPNと同様に容易に施行可能である.
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