IBDと合併症
腸管合併症 大量出血
竹内 健
1
,
山田 哲弘
,
曽野 浩治
,
長村 愛作
,
青木 博
,
中村 健太郎
,
吉松 安嗣
,
高田 伸夫
,
鈴木 康夫
1東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科
キーワード：
Crohn病
,
消化管出血
,
消化器外科
,
塞栓術
,
大腸炎-潰瘍性
,
消化器系内視鏡法
,
貧血
,
内視鏡的止血
,
Infliximab
,
腹部CT
Keyword:
Infliximab
,
Anemia
,
Crohn Disease
,
Embolization, Therapeutic
,
Colitis, Ulcerative
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Endoscopy, Digestive System
,
Hemostasis, Endoscopic
pp.553-558
発行日 2013年4月20日
Published Date 2013/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013223225
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炎症性腸疾患における大量出血の頻度は,潰瘍性大腸炎,クローン病ともに高くはない.しかし,出血源の同定が時に困難であり,重篤な状態に陥ることがあり,重症例ではとくに注意が必要な合併症である.大腸内視鏡による診断は出血源が同定できれば,同時に止血術も可能なことから第一選択となる.血管造影や出血シンチのほか,MDCTはとくにクローン病において出血源検索に有用である.クローン病における大量出血例には,インフリキシマブの投与を外科的治療の前に積極的に検討すべきである.
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