透析医療に携わる看護職の人材育成とチーム創り
実践報告 透析現場の看護管理者をどう育成するか 中小規模透析専門病院における看護管理者教育の実際
丸山 祐子
1
,
舩越 哲
1長崎腎病院
キーワード:
血液透析
,
チーム医療
,
看護生涯教育
,
看護職管理者
,
スタッフ開発
,
臨床能力
,
腎臓病看護
Keyword:
Clinical Competence
,
Education, Nursing, Continuing
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
,
Nurse Administrators
,
Staff Development
,
Nephrology Nursing
pp.301-307
発行日 2017年3月10日
Published Date 2017/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017168275
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本邦の透析医療は80%以上を中小規模透析施設で担っているが,これら中小規模施設においては看護管理者教育のシステムの構築を行う余裕がないのが現実である.そこで当院では,看護管理者教育のうち理論や概論の習得には院外研修を活用し,院内ではチーム医療の実践やプロジェクトリーダーを担うことでマネジメントスキル向上につなげている.既存の院外研修会や院内のプロジェクトを意図的に活用し,学ぶ機会を作ることが次世代の管理者を育成する現管理者の責任であると考える.また,透析専門施設の特性を踏まえた教育の視点と工夫が求められ,これは管理者が鍛錬し蓄積した技術・知識・話術によりスタッフや患者の信頼を得ることが基本になると思われる.
Copyright © 2017, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.