リハビリ・運動療法を活用した高齢腎不全患者の栄養管理
高齢腎不全・透析患者への栄養指導の実際 高齢の独居、老老世帯
朝倉 洋平
1
,
小関 裕二
,
安田 香
,
木下 裕子
1増子記念病院 臨床栄養課
キーワード:
運動療法
,
血液透析
,
食事療法
,
食生活
,
腎不全-慢性
,
栄養指導
,
ひとり暮らし
,
濃厚流動食
Keyword:
Diet Therapy
,
Exercise Therapy
,
Feeding Behavior
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
pp.1515-1521
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017062111
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血液透析患者の高齢化は確実に進行している.夫と2人暮らしで高齢の女性患者の場合,ADLの低下に伴い,買い物を含めた食事の準備でさえも,負担となる場合がある.今回,当院で実施している集団調理実習(透析患者向け)を利用した食事指導と運動療法を行い,約2年間にわたり安定した経過を辿っている1症例を提示する.夫と2人暮らしで高齢の女性患者においては,調理実習によるレシピや補助食品を利用した個々の患者に合った食事指導と,栄養状態,炎症状態を定期的に観察したうえでの運動療法が重要である.
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