高齢者の腹膜透析-assisted PDの現実と可能性
高齢透析患者の生命予後、合併症、QOL、ADL HDとPD、エビデンスの整理 QOL、ADL
飯田 英和
1
,
長谷川 毅
1福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンター
キーワード:
血液透析
,
腎不全-慢性
,
生活の質
,
日常生活活動
,
腹膜透析
,
高齢者評価
Keyword:
Activities of Daily Living
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Peritoneal Dialysis
,
Quality of Life
,
Geriatric Assessment
pp.1277-1284
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017004359
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健康関連QOLやADLはともに死亡や入院を予測するうえでの重要な因子であるが,透析患者の健康関連QOL,ADLは一般健常人と比較すると低いこと,他の慢性疾患と比較してもQOLが低いことが報告されている.HD患者とPD患者のQOL,ADLを比較する研究は観察研究がほとんどであるが,既存のHDとPDの比較研究からはQOLの有意な差を認めないものが多い.ADL,IADLともに完全自立している高齢透析患者は少なく(HD5%,PD11%),ADL(physical function)についても差を認めないとするものが多く,一致した見解は得られていない.
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