発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016032831
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50歳代女。腎機能障害のため血液透析となり、右前腕に人工血管内シャント(AVG)留置術が施行されたが、約3ヵ月で閉塞したため当科紹介となった。当初、右上腕中枢側にAVGを用い再建を行ったが、約3ヵ月後に穿刺部の皮膚欠損を生じ、AVGが露出した。本例ではファロー四徴症に対するB-T手術歴があり、対側でのVA作製ができないため、露出AVGに対しデブリードマンおよび広背筋有茎皮弁による被覆術を施行した。その結果、AVGを温存することができた。
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