透析業務マネジメントの新たな展開
マネジメント応用編 透析スタッフの技能伝承に対する現場のマネジメントとモチベーションコントロール
山家 敏彦
1
1神奈川工科大学 工学部臨床工学科
キーワード:
血液透析
,
職務満足度
,
動機付け
,
機器機能不全
,
医療事故防止
,
現職教育
,
資格認定
,
血液透析膜
,
標準化
Keyword:
Certification
,
Equipment Failure
,
Inservice Training
,
Job Satisfaction
,
Renal Dialysis
,
Motivation
pp.545-554
発行日 2015年5月10日
Published Date 2015/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015240044
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科学技術の伝承においてもっとも重要なことは,変遷を正しく理解し根拠に基づいて業務を見直すことである.透析業務は,ダイアライザーや装置の機能に,より強く影響を受け,機能不足を人が補うことで安全が確保されている.透析療法の黎明期から今日までの操作,手技,副作用,事故などについて知ることは,日常業務を改善する大きなきっかけに?がる.モチベーションとその維持には,認定資格の取得を手段とした知識,技能の修得が有用である.また,医療安全の教育とともに標準化された操作,手技をスタッフごとに審査,評価することは,非安全行動の防止策として必要な管理方法である.
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