特集 350人に1人 一般内科医が診る人工透析患者
人工透析療法の現状 腹膜透析の現状と未来
中元 秀友
1
,
小林 威仁
,
廣岡 伸隆
1埼玉医科大学 総合診療内科
キーワード:
医療費
,
在宅血液透析
,
バルーン血管形成術
,
死因
,
人工腎臓
,
腎不全-慢性
,
造血剤
,
腹膜透析
,
診療報酬
,
ブラッドアクセス
,
Hypoxia-Inducible Factor-Proline Dioxygenases
,
緊急避難所
,
Prolyl-Hydroxylase Inhibitors
,
人生
,
地域包括ケアシステム
,
COVID-19
Keyword:
Kidneys, Artificial
,
Hemodialysis, Home
,
Health Expenditures
,
Hematinics
,
Kidney Failure, Chronic
,
Cause of Death
,
Peritoneal Dialysis
,
COVID-19
,
Angioplasty, Balloon
,
Emergency Shelter
,
Hypoxia-Inducible Factor-Proline Dioxygenases
,
Prolyl-Hydroxylase Inhibitors
pp.1419-1427
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021186869
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Headline>1 2018年末の腹膜透析(PD)患者数は9,445人(全透析患者数の2.8%)であり、前年度より355人増加した。2 2018年の診療報酬改定において導入期加算の1と2が導入されたことは、PD患者数増加に繋がる大きな変化であった。この変化は国がPDや移植を増加させようとする方向性を示すものである。3 今後の地域包括ケアを基本とする高齢化社会において、PDは在宅医療の理想的なモデルといえる。4 PDは今回のCOVID-19の流行下においても、安全に施行できる在宅医療である。5 PDは大震災や水害等の影響下においても、安全に施行できる在宅医療である。6 PDは在宅透析として、今後の高齢化社会においてもいっそう推進すべき透析方法である。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.