在宅透析2014-HHDとPD
世界と日本の在宅透析医療 今後の方向性
鈴木 洋通
1
1埼玉医科大学 腎臓内科
キーワード:
在宅血液透析
,
腎不全-慢性
,
腹膜透析
,
左室肥大
,
治療成績
,
オーストラリア
,
日本
,
ニュージーランド
Keyword:
Australia
,
Hemodialysis, Home
,
Kidney Failure, Chronic
,
Japan
,
New Zealand
,
Peritoneal Dialysis
,
Hypertrophy, Left Ventricular
,
Treatment Outcome
pp.1777-1783
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015107180
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
在宅透析には腹膜透析と在宅血液透析があり,本邦では両者ともに,普及率は低く,いわゆる施設血液透析が全体の95%近くを占めている.各国でこれらの割合は大きく異なっており,直接的な比較は難しい.しかし,透析患者の予後という点では本邦は世界と比較して圧倒的に優れている.最近急速に増加している在宅血液透析は心血行動態や代謝面ではほぼ通常人と変わらないような成績を示しているが,適格者が限定されていることが一つの問題点である.さらに,高齢者と糖尿病腎症にどうこの在宅血液透析を適用していくかがわれわれに課せられた問題である.
Copyright © 2014, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.