発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014214427
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透析患者の高血圧に対するテルミサルタンからアジルサルタンへの切り替えによる有効性について検討した。テルミサルタン投与中の高血圧合併透析患者34例を対象とした。週平均化血圧(WAB)は切り替え1ヵ月後には有意な降圧を認め、持続的な降圧傾向を認めた。切り替え前の投与降圧薬数は1.9±0.8であったが、12例で降圧薬の減量・中止を行い、3ヵ月後には1.7±0.9へ減らすことができた。有効例は27例(79.4%)であった。透析前血圧、就寝前血圧も3ヵ月後に有意な低下を認めた。早朝血圧は1ヵ月後に低下頃向を認めたが、3ヵ月後には統計学約な差を認めなかった。12例がアジルサルタンあるいは併用降圧薬の減量・中止を行えた。plasma water indexは正常範囲内で推移し、心胸郭比は有意な変化を認めなかった。
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