発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013181359
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透析患者からみた透析時間の希望について検討した。外来維持透析を行っている134例を対象とした。透析時間の延長希望者は16例、現状維持希望者は98例、短縮希望者は15例、その他は5例であった。延長希望群で透析歴平均11.1年、現状維持群で10.4年と有意差はみられなかったが、短縮希望群では透析歴3.8年と有意に短かった。透析歴で各希望を分類し、透析歴が短いほど短縮希望が多かった。透析時間が短い患者群で短縮希望が多く、透析時間が長い患者で延長希望が比較的多かった。短縮希望群の原疾患としてはDMNが60%と比較的多く、DMNの患者群での短縮希望は24%と他疾患に比較して有意に多かった。時間延長の説明をしても同意が得られなかった9例のうち6例は糖尿病が原疾患であった。
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