特集 350人に1人 一般内科医が診る人工透析患者
透析をとりまく環境、関連情報 労働者としての透析/移植患者
伊従 正博
1
1横河電機診療センター
キーワード:
医師の役割
,
保健医療従事者
,
血液透析
,
労働衛生
,
時間
,
腎臓移植
,
腎不全-慢性
,
雇用
,
年齢分布
,
障害者福祉
,
専門職の役割
,
身体障害者福祉法
,
テレワーキング
Keyword:
Renal Dialysis
,
Health Personnel
,
Kidney Failure, Chronic
,
Teleworking
,
Kidney Transplantation
,
Age Distribution
,
Occupational Health
,
Physician's Role
,
Employment
,
Time
,
Professional Role
pp.1497-1501
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021186882
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<Headline>1 就労世代の透析患者の就労率は一般に比べて低い。また、その収入も低めと推測される。2 透析患者や腎移植患者の就労では、事業主は合理的配慮を無理のない範囲で提供する義務があり、医療者からの配慮に関する情報提供は、事業主の適切な理解や準備にとって重要である。3 主な配慮事項として、定期的な通院時間の確保、飲食の制限があるので注意してほしいこと、体調を崩しやすいので休暇が取りやすいのが望ましいこと、は伝えたい。4 労働力不足、働き方改革、そしてSDGsへの貢献という点で、今後、事業主は身体障害者である透析患者や腎移植患者の雇用に一層積極的になると期待される。
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