高齢者の腹膜透析-assisted PDの現実と可能性
assisted PDの現実と可能性 東京 アンケート調査から
花岡 一成
1
1東京慈恵会医科大学附属第三病院 腎臓・高血圧内科
キーワード:
質問紙法
,
在宅血液透析
,
腎不全-慢性
,
腹膜透析
,
地域社会ネットワーク
,
訪問看護
,
訪問看護ステーション
,
東京都
,
腎臓病看護
,
地域差
Keyword:
Hemodialysis, Home
,
Kidney Failure, Chronic
,
Peritoneal Dialysis
,
Surveys and Questionnaires
,
Tokyo
,
Community Networks
,
Home Health Nursing
,
Nephrology Nursing
pp.1301-1305
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017004363
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訪問看護ステーションなど在宅支援スタッフを活用した腹膜透析(PD)支援を行うため,島しょ部を除く東京都全域で訪問看護ステーション対象のアンケートを実施した.慢性腎臓病(CKD)の概念は浸透し,血液透析(HD)では多くの施設で対応可能である一方,在宅での手技を伴うPDは訪問経験施設が少なく,受け入れにも抵抗が多かった.また,PD受け入れ可能施設の比率に地域格差がみられ,基幹病院との連携の違いが反映していることが示唆され,PD在宅支援の促進には顔の見える地域連携システムの構築が重要であることがわかった.さらに今後は,介護家族への精神的・肉体的負担に配慮しつつ,より長期に在宅治療が継続できるような環境整備が必要である.
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