社会資源を活用した透析患者への支援のあり方
社会資源活用による患者支援の実際 PD患者支援 いかに社会資源を活用して在宅での生活を継続させるか
山田 洋子
1
,
鳥居 芳行
1春日井市民病院
キーワード:
在宅血液透析
,
在宅介護支援サービス
,
腎不全-慢性
,
腹膜透析
,
アドバンスケア計画
,
社会資源
Keyword:
Home Care Services
,
Hemodialysis, Home
,
Kidney Failure, Chronic
,
Peritoneal Dialysis
,
Advance Care Planning
pp.1403-1408
発行日 2016年10月10日
Published Date 2016/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017031327
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近年,腹膜透析(PD)患者も血液透析患者同様に高齢化しており,介護の必要な患者が増加している.介護が社会化されている昨今,在宅療法であるPDを継続していくためには,介護保険制度などの社会資源を複数組み合わせて活用することが必須である.患者や家族が納得し,満足した生活を送るには,患者や家族のライフスタイルや価値観などをすべての医療従事者・介護従事者が共有していることがきわめて重要である.治療や社会資源の組み合わせ方は患者や家族の背景と価値観によって異なる.また,PDについての知識・技術の普及と顔の見える連携の一助として,地域に向けた研修会も意義があると考える.
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