高齢透析患者に対する在宅支援のあり方-看護と介護
診療報酬から捉える要介護透析患者に対する在宅医療のあり方
太田 圭洋
1
,
山崎 親雄
1名古屋記念財団
キーワード:
在宅血液透析
,
腎不全-慢性
,
厚生労働省
,
介護保険
,
診療報酬
,
要介護者
Keyword:
Hemodialysis, Home
,
Kidney Failure, Chronic
pp.263-268
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013181345
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現在,厚生労働省は医療・介護の制度改革を進めており,入院病床の機能分化を着々と進めている.過去,通院困難となった要介護透析患者のおもな受け入れ先であった透析医療機関の一般病床は,特定除外制度の廃止により今後の受け入れが困難となりつつある.現在,要介護透析患者の受け入れ先として,全国でさまざまな形態が模索されているが,制度的な壁や患者自己負担の問題から,これといった解決策が見出されていない状況にある.入院病床の機能分化は,今後の日本の医療を考える際に重要な改革であるが,これらの改革は,透析患者の行き先を確保する施策とともに平行して進める必要がある.
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