特集 大腸Ⅱc─革命のその後
Ⅲ.各分野における大腸Ⅱcの現状,存在意義と課題(1)基幹病院の立場から b.残された,解決すべき課題
鶴田 修
1
,
河野 弘志
1
,
渡邉 優征
1
,
渡辺 大将
1
,
菅原 脩平
1
,
深水 航
1
,
柴田 翔
1
,
上野 恵里奈
1
,
鳥村 拓司
2
1聖マリア病院消化器内科
2久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
キーワード:
大腸腫瘍
,
大腸癌
,
陥凹性病変
,
Ⅱc病変
,
悪性度
,
発育進展
Keyword:
大腸腫瘍
,
大腸癌
,
陥凹性病変
,
Ⅱc病変
,
悪性度
,
発育進展
pp.368-372
発行日 2021年12月20日
Published Date 2021/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000635
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
最近Ⅱc型大腸癌が学会や論文で取り上げられることは少なくなってきた.その原因としては,①組織診断基準の違い,②組織異型の強い,小さいⅡc病変の見つけ出しの困難さ,③cold polypectomyの出現,④SM massive以深癌からM癌時点の推察の難しさ,などがあげられる.これらを解決しⅡc病変を蓄積検討すればⅡc型癌の存在意義が明らかになると思われる.
Copyright © 2021, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.