特集 大腸Ⅱc─症例アトラス
Ⅲ.Ⅱcについての最新の話題(1)AIによるⅡc発見
高階 祐輝
1
,
工藤 進英
1
,
三澤 将史
1
,
工藤 豊樹
1
,
若村 邦彦
1
,
林 武雅
1
,
宮地 英行
1
,
根本 哲生
2
,
石田 文生
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
2昭和大学横浜市北部病院臨床病理診断科
キーワード:
大腸癌
,
陥凹型
,
AI
,
病変検出
Keyword:
大腸癌
,
陥凹型
,
AI
,
病変検出
pp.221-225
発行日 2021年7月20日
Published Date 2021/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000592
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大腸病変において,小さくて見つけることが困難であり,なおかつ悪性度が高く早期に転移をするⅡc病変は現在も多くの内視鏡医によって興味をもたれている病変である.しかし,大腸内視鏡検査において熟練医であったとしても病変を残念ながら見逃しているのが現状であり,その確率は病変が小さければ小さいほど高いといえる.現在当院において開発を進めてきたEndoBRAIN®-EYE〔人工知能(AI)内視鏡画像診断支援ソフトウエア〕によって病変の発見を補助することが可能となった.比較的わかりやすい隆起病変や平坦病変の発見はもちろんのこと,Ⅱc病変もEndoBRAIN-EYEによって発見することができたので実際の症例とともに報告する.
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