特集 無痛大腸内視鏡挿入法─ technique & device
Ⅲ.各論(6)初学者のトレーニング
坂本 琢
1
,
中村 佳子
1
,
高丸 博之
1
,
関口 正宇
1
,
山田 真善
1
,
角川 康夫
1
,
松田 尚久
1
,
斎藤 豊
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡検査
,
コロンモデル
,
視覚化
Keyword:
大腸内視鏡検査
,
コロンモデル
,
視覚化
pp.138-143
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000460
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大腸内視鏡検査の挿入技術習得には,まずトレーニングモデルを用いることが推奨される.最新モデルはより人体に近い形に調整され,実臨床でも汎用する体位変換や用手圧迫の感覚もつかみやすくなっている.その後は,深部挿入が容易な症例から開始しつつ,上級医の手技をよく観察し,模倣することが上達への近道である.見て学ぶことは,内視鏡挿入のみならず,治療においても非常に大切である.挿入困難例については,被検者に苦痛を与えるような無理はせず,潔く手替わりすることも大切である.今後,初学者と上級医の手技的相違を可視化するための研究も進み,より効率的に技術習得が効率化されることが期待される.
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