TOPICS 文献紹介〈炎症関連*〉
潰瘍性大腸炎の腸内細菌叢は抗菌薬併用便移植療法(A-FMT;antibiotics and fecal microbiota transplantation)により効果的に改善する〔Review from ─ Infl amm Bowel Dis 2018;24:2590-2598〕
石川 大
1
,
野村 慧
1
,
岡原 昂輝
1
,
芳賀 慶一
1
,
高橋 正倫
1
,
澁谷 智義
1
,
永原 章仁
1
1 順天堂大学消化器内科
キーワード:
便移植療法
,
3 剤抗菌薬療法
,
抗菌薬併用便移植療法
,
潰瘍性大腸炎
,
バクテロイデテス
Keyword:
便移植療法
,
3 剤抗菌薬療法
,
抗菌薬併用便移植療法
,
潰瘍性大腸炎
,
バクテロイデテス
pp.470-472
発行日 2019年9月20日
Published Date 2019/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000406
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クローン病や潰瘍性大腸炎(UC;ulcerativecolitis)を含む炎症性腸疾患は,遺伝的,免疫学的,環境的要因の複雑な相互作用によって引き起こされる慢性疾患である.近年,健康なドナーから腸内細菌叢を移植することによって正常な腸内細菌叢の機能を回復するために使用される便移植療法(FMT;fecal microbiota transplantation)が,UC 患者の治療として注目されている.
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