特集 早期大腸癌内視鏡治療後の転移再発と予後
序説
工藤 進英
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
pp.199-200
発行日 2019年5月20日
Published Date 2019/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000331
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今回,「早期大腸癌内視鏡治療後の転移再発と予後」というテーマの特集を企画させていただいた.ESD(内視鏡的粘膜下層剝離術)をはじめとする内視鏡治療技術の進歩によって,早期大腸癌は腫瘍の大きさやSM 浸潤度を問わず,内視鏡的一括切除が可能となってきた.多くの早期大腸癌が内視鏡治療されるようになった一方で,転移再発をきたす症例が存在するのも事実である.転移再発を起こしやすい病変の生物学的悪性度を推測するうえで,その発育進展を考えることが一つの手掛かりとなる.
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