特集 腸管感染症
Ⅰ.総論
(5)腸管感染症の鑑別疾患
浦岡 尚平
1
,
浅野 光一
1,2
,
蔵原 晃一
1
,
八板 弘樹
1
,
平田 敬
1
,
吉田 雄一朗
1
,
和智 博信
1
,
松塲 瞳
1
1松山赤十字病院胃腸センター
2浅野病院
キーワード:
腸管感染症
,
虚血性腸炎
,
血管炎
,
薬剤性腸炎
Keyword:
腸管感染症
,
虚血性腸炎
,
血管炎
,
薬剤性腸炎
pp.135-142
発行日 2019年3月20日
Published Date 2019/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000316
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腸管感染症のほとんどは対症療法のみで自然軽快するが,時に診断を迫られることがある.確定診断には病原体の検出が必須であるものの,その同定率は決して高くない.病歴や臨床経過に加え,特徴的な画像所見を拾い上げていくことで,起因病原体を推定し,鑑別疾患を絞り込む努力が必要である.本稿では,腸管感染症と臨床像の類似する急性炎症性腸疾患(虚血,血管炎,薬剤)について概説する.
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