特集 腸炎・腹膜炎を読み解く ―病態と画像所見の対比
感染性腸炎と鑑別を要する腸炎の画像診断
中井 雄大
1
1東京大学医学部放射線医学講座
キーワード:
CT
,
非感染性腸炎
,
血管炎
,
薬剤性腸炎
,
免疫不全
Keyword:
CT
,
非感染性腸炎
,
血管炎
,
薬剤性腸炎
,
免疫不全
pp.1125-1141
発行日 2023年9月25日
Published Date 2023/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004865
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● 感染性腸炎と非感染性腸炎の画像所見にはオーバーラップが多い.
● どのような状況下での発症か,他部位に所見がないか,総合的な評価が重要である.
● 十二指腸や近位空腸の病変,全腸管に及ぶ病変,多巣性の病変,再発性の病変,消化管壁内出血を伴う病変,動静脈に閉塞がないにもかかわらず腸間膜の脂肪織濃度上昇や腹水が目立つ場合には,少し立ち止まって非感染性腸炎も考えてみたい.
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