特集 内視鏡治療の偶発症と対策
Ⅰ.大腸内視鏡検査・治療のインフォームド・コンセントの実際
佐藤 純也
1
,
堀田 欣一
1
,
伊藤 紗代
1
,
今井 健一郎
1
,
岸田 圭弘
1
,
小野 裕之
1
1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡
,
検査
,
治療
,
適応
,
インフォームド・コンセント
,
偶発症
Keyword:
大腸内視鏡
,
検査
,
治療
,
適応
,
インフォームド・コンセント
,
偶発症
pp.111-115
発行日 2018年3月20日
Published Date 2018/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000162
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インフォームド・コンセントとは,医療従事者からの十分な説明のもとで,患者自身が自分の病状・治療法について理解し,最終的に患者が検査・治療を受けることに同意するという概念である.近年ではこの概念が普及し,あらゆる医療行為において必須となっている.大腸内視鏡検査・治療のインフォームド・コンセントを行うに当たっては,まず検査・治療の適応と禁忌を十分に理解することが重要である.また,大腸内視鏡検査は偶発症による死亡例の割合が他の内視鏡検査よりも比較的高く,偶発症の危険性を患者によく理解してもらう必要がある.そのため大腸内視鏡検査・治療は十分なインフォームド・コンセントを行い施行するべきである.
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