特集 注目すべき高齢者の腹部救急疾患診療
5.在宅救急の視点から(2)高齢在宅患者の腹部救急の実際 ―在宅医療における多職種連携
横山 卓
1
,
小島 正幸
2
1ひたちおおみやクリニック
2常陸大宮済生会病院
キーワード:
在宅医療
,
多職種連携
,
ACP
Keyword:
在宅医療
,
多職種連携
,
ACP
pp.476-480
発行日 2025年3月20日
Published Date 2025/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003415
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在宅医療では,自宅や施設が生活と治療の場となり,適切な医療を提供するため,患者とその家族,在宅チームとのコミュニケーションを通じて,患者の価値観や意向を理解することが大切である.病状相談から始まり,往診や救急搬送の判断が行われ,高齢者の腹部救急では緊急対応が求められることが多く,身体所見や病歴から迅速な判断が必要となる.高齢者の腹痛には,腸閉塞,穿孔性腹膜炎,急性虫垂炎など多くの原因があるが,腹部所見が病状を反映していないことがあり注意が必要である.在宅医療では病院での治療以上に個人に合わせた対応が求めらる.

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