特集 在宅医療アップグレード2025
在宅医療とケア移行
在宅医療を導入するコツ
江口 幸士郎
1
1今立内科クリニック
キーワード:
病の軌跡
,
二人主治医制
,
質評価
,
ACP
,
在宅医療
Keyword:
病の軌跡
,
二人主治医制
,
質評価
,
ACP
,
在宅医療
pp.551-555
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001348
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・在宅医が能力を発揮するには,熟知性と信頼関係とが必要となる.
・在宅医へのアクセスは,がん患者:予後が1年を切ってきた頃,心不全や繰り返す肺炎などの患者:短期間に2~3回入退院を繰り返すときや介護保険を申請したとき,フレイル患者:家族が代理受診してきたときや介護保険を申請したとき.
・「二人主治医制」として,早期から①在宅医療担当予定の医師と面談をしておく,②その医師の外来へ通院を開始する,③今病院で行っている医療の一部分をその医師に任せる,といった点が重要である.
・在宅医の質は,近接性,継続性,包括性,協調性,患者中心性,コミュニケーション,多職種協働といった能力で評価する.

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