特集 肝疾患エキスパートブック 栄養管理に活かすための最新情報
(Part 2)肝細胞癌 肝細胞癌の薬物療法update
中川 美由貴
1
,
叶川 直哉
,
興梠 慧輔
,
神崎 洋彰
,
小林 和史
,
清野 宗一郎
,
中村 昌人
,
近藤 孝行
,
小笠原 定久
,
中本 晋吾
,
千葉 哲博
,
加藤 直也
1千葉大学 大学院医学研究院消化器内科学
キーワード:
肝細胞癌
,
抗腫瘍剤
,
Bevacizumab
,
Sorafenib
,
Cabozantinib
,
Lenvatinib
,
Ramucirumab
,
Regorafenib
,
Atezolizumab
Keyword:
Sorafenib
,
Antineoplastic Agents
,
Bevacizumab
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Ramucirumab
,
Atezolizumab
,
Cabozantinib
,
Regorafenib
,
Lenvatinib
pp.486-492
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022003465
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<Key Point>・肝細胞癌に対する全身化学療法の変遷:肝細胞癌に対する全身化学療法は2009年にソラフェニブが承認されたことにより開始された。長らく2剤目が登場しなかったが、2017年に2剤目となるレゴラフェニブが承認されて以降、毎年のように新規レジメが登場し、現在では6種類のレジメが存在する。・シークエンシャル治療と肝機能の維持:肝細胞癌患者にとって、現存する治療レジメを上手につなぎ合わせること、肝機能を維持することにより予後が延長することが期待される。・有害事象の制御:全身化学療法では一定の確率で有害事象が生じ、肝機能の低下を惹起することがあるため、有害事象を制御することが重要である。
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