特集 胆膵の画像・内視鏡診断の進歩―早期診断と正確な診断のために
5.慢性膵炎の画像診断の進歩
大野 彰久
2
,
藤森 尚
1
,
寺松 克人
1
,
植田 圭二郎
1
,
小川 佳宏
2
1九州大学病院肝臓・膵臓・胆道内科
2九州大学大学院医学系学府病態制御内科学
キーワード:
CT
,
MRI
,
EUS
,
早期慢性膵炎
Keyword:
CT
,
MRI
,
EUS
,
早期慢性膵炎
pp.1632-1639
発行日 2023年11月20日
Published Date 2023/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002867
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
慢性膵炎は,病期により臨床症状だけでなく画像所見も異なってくる.さらに,早期慢性膵炎という概念が提唱されて以降,慢性膵炎の病期と画像所見の関係はより複雑になっている.慢性膵炎診療において,画像所見の評価は必要不可欠であり,「慢性膵炎臨床診断基準2019」や「慢性膵炎診療ガイドライン2021」を参考に,どの時期にどの検査をすべきかを認識しておく必要がある.本稿では,早期慢性膵炎を含む慢性膵炎の各病期における画像診断とそのポイントについて概説する.
Copyright © 2023, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.