特集 ここまで進んだ肝硬変診療
3.成因別肝硬変の診断と治療(2)NASH肝硬変の診断と治療 ―MAFLDの概念も含めて
川口 巧
1
,
中野 暖
1
,
佐野 有哉
1
,
堤 翼
1
,
天野 恵介
1
1久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
キーワード:
NASH肝硬変
,
非侵襲的検査
,
栄養療法
,
運動療法
,
MAFLD
Keyword:
NASH肝硬変
,
非侵襲的検査
,
栄養療法
,
運動療法
,
MAFLD
pp.1266-1274
発行日 2023年8月20日
Published Date 2023/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002777
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非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)/非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は慢性肝疾患のおもな成因である.NASH肝硬変患者数は増多の一途を辿っており,日常診療で接する機会も少なくない.本稿では,NASH肝硬変について,診療ガイドラインを基に近年の研究報告を含めて概説する.また,近年International Expert Panelより提唱された脂肪肝の新概念「代謝異常関連脂肪性肝疾患(MAFLD)」についてもNAFLDと比較しつつ論述する.
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