特集 肝の超音波を知り尽くす ―肝腫瘍の診断と治療支援
1.腫瘍診断(3)良性肝腫瘍
小川 眞広
1
1日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科分野
キーワード:
肝血管腫
,
肝細胞腺腫
,
肝限局性結節性過形成
Keyword:
肝血管腫
,
肝細胞腺腫
,
肝限局性結節性過形成
pp.1662-1667
発行日 2022年11月20日
Published Date 2022/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002445
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超音波診断検査は,臨床の場においてスクリーニング的な役割が主で存在診断のみで終了している割合も多い.しかし,時間・空間分解能も高く,近年の高感度ドプラ検査の感度上昇や造影超音波検査の導入によりCT・MRI検査を凌駕する情報が得られ,精密診断に匹敵する検査法という一面ももち合わせている.肝良性腫瘤性疾患においても高感度ドプラ検査や造影超音波検査など診断のポイントを知っておけば,ひと手間かけることでその確定診断に至ることを理解する必要がある.
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