特集 外来で行う消化器がん薬物療法のコツ ― 専門医からのアドバイス
3.外来で施行可能な最新レジメンと最適な患者管理(1)経口フッ化ピリミジン系薬物,FTD/TPI使用レジメン
水上 拓郎
1
,
内野 慶太
1
1NTT東日本関東病院腫瘍内科
キーワード:
経口代謝拮抗薬
,
消化器がん
,
S-1
,
カペシタビン
,
FTD/TPI
Keyword:
経口代謝拮抗薬
,
消化器がん
,
S-1
,
カペシタビン
,
FTD/TPI
pp.1444-1450
発行日 2022年9月20日
Published Date 2022/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002390
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消化器がんにおける薬物療法の変遷を顧みても,フッ化ピリミジン系薬剤を含む代謝拮抗薬は多くの消化器がんにおいて薬物療法の一軸を担ってきた薬剤である.フッ化ピリミジン系薬剤としては5-フルオロウラシルとともに経口代謝拮抗薬としてS-1,カペシタビン,UFTなどの開発が行われ,新たな代謝拮抗薬としてFTD/TPIが臨床応用されている.本稿では,消化器がんを中心に外来で施行可能な経口代謝拮抗薬のレジメンと管理について概説する.
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