連載 講座
消化管領域の人工臓器開発―人工食道,人工括約筋,人工舌開発プロジェクト
山家 智之
1
,
白石 泰之
1
,
山田 昭博
1
,
深谷 葵
1
,
佐原 玄太
1
1東北大学加齢医学研究所
キーワード:
artificial esophagus
,
artificial sphincter
,
artificial tongue
,
transcutaneous energy transmission
,
shape memory alloy
Keyword:
artificial esophagus
,
artificial sphincter
,
artificial tongue
,
transcutaneous energy transmission
,
shape memory alloy
pp.964-969
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002278
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人工臓器の開発が始まった当初より,システムの小型軽量化は大きな課題であった.もちろん,基本的にはヒトの体内に余剰スペースはあるはずがない.多少でもスペースを圧排すれば,生物の体は基本的には体内の異物は排除する方向へ働くことが知られている.体内に埋め込まれる人工内臓には可能なかぎり小型の軽量のものが望まれることは自明である.ナノテクノロジーは,この問題を解決するキーテクノロジーとなる可能性がある.
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