特集 Common disease となった潰瘍性大腸炎の現状と診療のコツ
8 .分子標的薬,生物学的製剤の種類とその適応
金山 健剛
1
,
加藤 順
1
,
太田 佑樹
1
,
對田 尚
1
,
齊藤 景子
1
,
加藤 直也
1
1千葉大学医学部附属病院消化器内科
キーワード:
生物学的製剤
,
抗TNF-α抗体製剤
,
抗-IL12/23抗体
,
抗インテグリン抗体
,
JAK阻害薬
Keyword:
生物学的製剤
,
抗TNF-α抗体製剤
,
抗-IL12/23抗体
,
抗インテグリン抗体
,
JAK阻害薬
pp.787-792
発行日 2022年6月20日
Published Date 2022/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002240
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長年ステロイドが主役であったUC診療において,強力な効果をもつ抗TNF-α抗体製剤の登場は大きな変革をもたらした.近年になって相次いで新規生物学的製剤が承認され,2022年3月現在6製剤(+バイオシミラー製剤)が使用可能である.選択肢が増える一方で,製剤の選択についてはエビデンスが確立していない.製剤ごとに効き方や副作用が異なり,この特徴を理解したうえで病態や患者背景に沿って患者の希望に応じた薬剤選択をする必要がある.
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