Japanese
English
特集 大腸内視鏡 挿入・観察 A to Z
[見逃しを防ぐ観察法]
大腸ポリープの見逃しの要因と対策
Overlooking a polyp: causes and countermeasures
河村 卓二
1
,
佐竹 裕曉
1
,
中村 志歩
1
,
吉本 隆晃
1
,
堀田 祐馬
1
,
真田 香澄
1
,
宇野 耕治
1
,
田中 聖人
1
Takuji Kawamura
1
,
Hiroaki Satake
1
,
Shiho Nakamura
1
,
Takaaki Yoshimoto
1
,
Yuma Hotta
1
,
Kasumi Sanada
1
,
Koji Uno
1
,
Kiyohito Tanaka
1
1京都第二赤十字病院消化器内科
キーワード:
大腸内視鏡
,
腺腫検出割合
,
平坦型腫瘍
Keyword:
大腸内視鏡
,
腺腫検出割合
,
平坦型腫瘍
pp.375-378
発行日 2025年3月25日
Published Date 2025/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001916
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はじめに
大腸内視鏡検査で発見された腺腫性ポリープを切除することで将来的な大腸癌が予防できるといわれており,大腸内視鏡検査は世界的に広く行われている。しかしながら大腸内視鏡検査には見逃しがあることが知られており,小さいポリープをあわせると約22%の病変が見逃されているといわれている1)。病変の見逃しはその後に発生する大腸癌の頻度に直結すると考えられ,大腸内視鏡を行うにあたっては,その質の担保はきわめて重要である。

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