増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅰ.見る,観る,視る
顕微内視鏡による脳内キナーゼイメージング
船曳 和雄
1
Funabiki Kazuo
1
1先端医療振興財団先端医療センター研究所
キーワード:
in vivo機能イメージング
,
遺伝子操作マウス
,
FRET
,
顕微内視鏡
,
DREADD
Keyword:
in vivo機能イメージング
,
遺伝子操作マウス
,
FRET
,
顕微内視鏡
,
DREADD
pp.406-407
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200667
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
遺伝子工学により,特定の細胞種をキナーゼ活性モニター可能なFRETプローブでラベルした動物と,脳内に刺入できる多色蛍光に対応した顕微内視鏡を用いることで,脳内の特定の細胞群のキナーゼ活性をリアルタイムに長期間,自由行動下に観察することが可能になった。これら技術は,各種行動や疾患の背景に存在するキナーゼ活性の詳細な解析を可能にするため,様々な脳研究に応用されることが期待される。
Copyright © 2017, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.