消化管がん検診・スクリーニングの手引き
VⅡ 消化管がんの検診・スクリーニングにおけるトピックス ❹ 胃 癌/ピロリ菌感染胃炎の内視鏡スクリーニングにおけるAIの活用
七條 智聖
1
,
平澤 俊明
2
,
池之山 洋平
2
,
瀧山 博年
3
,
多田 智裕
4
1大阪国際がんセンター消化管内科
2癌研有明病院上部消化管内科
3国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
4AIメディカルサービス
キーワード:
人工知能
,
胃癌
,
ピロリ菌感染胃炎
Keyword:
人工知能
,
胃癌
,
ピロリ菌感染胃炎
pp.1057-1061
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001888
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広義の人工知能(artificial intelligence;AI)は日常生活において,意識せずとも広く使用されている.AIは以前から開発されていたが,近年ディープラーニングという技術がブレイクスルーとなった.すなわち,従来の機械学習ではコンピューターに(猫は耳が二つあって,などと)特徴量を教育する必要があったが,ディープラーニングではニューラルネットワークにおける入力層と出力層の間の中間層が多重化されることで,コンピューターが対象の特徴を自動的に学習し,抽出することが可能となった.消化器内視鏡の分野でも大腸ポリープを中心にAIの研究,実用化が進んでいる.本稿では胃癌およびピロリ菌感染胃炎の内視鏡スクリーニングにおけるAIの活用について述べる.
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