特集 薬剤性消化器疾患の診療
2 .薬剤性消化器疾患の診断(2)下部消化管(小腸・大腸)
藤田 朋紀
1
,
藤江 慎也
1
,
町田 卓郎
1
,
嘉成 悠介
2
,
勝木 伸一
2
,
岡本 宗則
3
1菊郷会札幌センチュリー病院消化器内科
2小樽掖済会病院消化器内科
3菊郷会愛育病院消化器内科
キーワード:
NSAIDs
,
collagenous colitis
,
腸間膜静脈硬化症
,
オルメサルタン
,
スプルー様腸疾患
Keyword:
NSAIDs
,
collagenous colitis
,
腸間膜静脈硬化症
,
オルメサルタン
,
スプルー様腸疾患
pp.703-710
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001197
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薬剤性の下部消化管粘膜傷害としては,① 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)および低用量アスピリン起因性腸管粘膜傷害,② PPI やNSAIDs に関連したcollagenous colitis,③ 漢方薬に関連した腸間膜静脈硬化症,④ オルメサルタン関連スプルー様腸疾患が挙げられる.今回取り上げた薬剤はNSAIDs・PPI・降圧薬・漢方などよく処方される薬剤が多いため,注意しながら日常臨床にあたることが必要である.
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