Japanese
English
特集 COVID-19下の外科診療
II. 各論
4.内視鏡診療における特有の問題および対策
Gastrointestinal endoscopy during coronavirus disease 2019(COVID-19) pandemic
入澤 篤志
1
,
山宮 知
1
,
星 恒輝
1
,
富永 圭一
1
,
郷田 憲一
1
A. Irisawa
1
,
A. Yamamiya
1
,
K. Hoshi
1
,
K. Tominaga
1
,
K. Goda
1
1獨協医科大学内科学(消化器)/同大学病院消化器内視鏡センター
キーワード:
消化器内視鏡
,
新型コロナウイルス
,
個人防護具
Keyword:
消化器内視鏡
,
新型コロナウイルス
,
個人防護具
pp.990-995
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_990
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消化器内視鏡は,エアロゾル産生のリスクが高い手技であり,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大下における消化器内視鏡診療の際には,術者や介助者への感染,また,内視鏡を契機とした院内感染に十分に注意する必要がある.対策として重要なことは,患者の適切なトリアージ,確実な個人防護具(personal protective equipment:PPE)装着,そして内視鏡室の環境整備である.無症候性の患者が一定数存在していることを念頭におき,絶えず緊張感をもって内視鏡診療にあたらなくてはならない.
© Nankodo Co., Ltd., 2021