特集 ガイドラインに基づいた内視鏡診療
3 .「内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン」と当院における鎮静の実際
菅谷 武史
1
,
入澤 篤志
1
,
郷田 憲一
1
,
富永 圭一
1
,
土田 幸平
1
1獨協医科大学医学部内科学(消化器)講座
キーワード:
消化器内視鏡
,
鎮静
,
鎮痛
,
ガイドライン
Keyword:
消化器内視鏡
,
鎮静
,
鎮痛
,
ガイドライン
pp.23-30
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001015
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内視鏡診療における鎮静の重要性は増している.鎮静の目的は,患者の不安や不快を取り除き,内視鏡診療に対する受容性や満足度を改善することである.また,内視鏡医の観点からは,検査治療の完遂・成功率向上に繫がるとされる.日本消化器内視鏡学会が2013 年に発刊した「内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン」は,鎮静を勧めるものではなく,鎮静を行う場合の適応と方法を示した指針である.実際の鎮静においては,本ガイドラインに則り,薬剤の特徴や使用方法,モニタリング方法をしっかり理解したうえで施行しなくてはならない.なお,どのような状況においても鎮静のインフォームド・コンセントは必須であることは言うまでもない.
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