炎症性腸疾患診療のupdate
Ⅴ 炎症性腸疾患の内科治療 ②5‒ASA(5‒アミノサリチル酸)製剤
櫻井 俊之
1
,
猿田 雅之
1
1東京慈恵会医科大学内科学講座消化器・肝臓内科
キーワード:
メサラジン
,
サラゾスルファピリジン
,
マルチマトリックス
,
服薬アドヒアランス
Keyword:
メサラジン
,
サラゾスルファピリジン
,
マルチマトリックス
,
服薬アドヒアランス
pp.807-811
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000806
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わが国における炎症性腸疾患(inflammatorybowel disease;IBD)患者は増加し続けており,2018 年には潰瘍性大腸炎(ulcerativecolitis;UC)患者は22 万人以上,クローン病(Crohn’s disease;CD)患者は6 万人以上と推定されている.現状ではIBD は完治できないため,治療の目的は速やかな寛解導入と長期間の寛解維持であり,5‒アミノサリチル酸(5‒aminosalicylic acid;5‒ASA)製剤はその双方を兼ねたIBD 治療の基準薬となっている.
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