特集 CT colonography 2019―今日までの進歩と現状,そして大腸がん検診への展開
4 .CT colonography―検査法を巡って(3)標準的読影法と読影レポート
龍 泰治
1
,
稲邑 克久
2
,
河合 博志
2
,
太田 尚宏
3
,
田畑 敏
3
1市立砺波総合病院放射線科
2市立砺波総合病院消化器内科
3市立砺波総合病院大腸・肛門外科
キーワード:
大腸CT
,
読影
,
読影レポート
Keyword:
大腸CT
,
読影
,
読影レポート
pp.275-282
発行日 2019年2月20日
Published Date 2019/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000678
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CT colonography (CTC)は,近年多くの施設で急速に導入されるようになってきている.大腸病変を拾い出す能力は大腸内視鏡検査に劣らないことが多くの大規模臨床研究からわかってきた.対策型大腸がん検診においては便潜血検査が陽性になった患者に対する精密検査として,CTC はすでに確立した地位を得ているといえよう.ただし日本全国のどこの施設で誰が読影しても同等の診断精度を得るためには,すべての読影医がCTC の特徴を理解し標準化した読影法で読影する必要がある.本稿では現時点で標準的とされる読影法および明確なレポートを作成するための方法について述べる.
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