特集 大腸腫瘍治療後のサーベイランス
5 .大腸癌外科的切除後のサーベイランス
中原 健太
1
,
石田 文生
1
,
一政 克朗
1
,
若村 邦彦
1
,
日高 英二
1
,
工藤 進英
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
キーワード:
大腸癌
,
サーベイランス
,
外科手術
,
再発
Keyword:
大腸癌
,
サーベイランス
,
外科手術
,
再発
pp.1001-1008
発行日 2018年6月20日
Published Date 2018/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000437
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大腸癌は再発症例であっても根治的切除が可能であれば一定の治療効果があり,再発巣を切除可能な段階で発見することができれば予後向上に繫がるため,適切な術後サーベイランスが必要である.本邦では欧米と比較してintensiveなサーベイランスが行われ,再発巣の早期発見に寄与してきた.今後は医療経済学的観点も含めた至適なサーベイランスプロトコールの確立と,進歩する医療技術に応じたガイドラインの見直しが必要である.本稿では大腸癌外科的切除後のサーベイランスについて,大腸癌治療ガイドラインを中心に解説し,当センターにおける大腸癌外科的切除後のサーベイランスの実際を,おもに早期大腸癌について述べる.
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