特集 緊急内視鏡の適応と実際
7 .腸閉塞
富永 健司
1
,
森 麻紀子
1
,
吉田 有輝
1
,
高橋 厚子
1
,
前谷 容
1
1東邦大学医療センター大橋病院消化器内科
キーワード:
腸閉塞
,
イレウス管
,
経鼻内視鏡
,
経肛門イレウス管
,
大腸ステント
Keyword:
腸閉塞
,
イレウス管
,
経鼻内視鏡
,
経肛門イレウス管
,
大腸ステント
pp.521-526
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000319
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腸閉塞は急性腹症のなかの1 疾患であり,腸管の機械的/物理的な閉塞,いわゆる機械性イレウスのことである.閉塞部位により小腸閉塞と大腸閉塞に分類される.閉塞部位により治療方法が異なるため,閉塞部位を的確に診断することが重要である.腸閉塞では早急な腸管内減圧が必要である.この際に,緊急内視鏡のもとで腸管内減圧を施行する機会が増加している.具体的には,小腸閉塞では経鼻内視鏡を用いたイレウス管留置,大腸閉塞では大腸内視鏡を用いた経肛門イレウス管留置および大腸ステント留置である.これらの方法で適切に腸管内減圧を施行できることが重要である.
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