特集 緊急内視鏡の適応と実際
巻頭言
髙橋 寛
1
1昭和大学藤が丘病院
pp.473-474
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000312
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緊急内視鏡の定義は症状の発症から24 時間以内に行う検査・治療であるが,とくに緊急で検査・治療が行われなければ生命予後が左右されるような病態で施行される症例が対象である. 救命・救急における内視鏡の役割として鈴木1)は“rescue endoscopy”の重要性を報告している.この報告を踏まえて,“life‒saving endoscopy in emergency”という概念が提唱された.これは従来の緊急内視鏡(emergency endoscopy)より,さらに救命処置が必要な重症例を対象とした内視鏡検査・治療という意味合いを大きく反映させた表現である.
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