連載 内視鏡の読み方
胃サルコイドーシス
福馬 有美子
1
,
菊池 大輔
1
,
飯塚 敏郎
1
,
布袋屋 修
1
1虎の門病院消化器内科
キーワード:
サルコイドーシス
,
胃サルコイドーシス
,
肉芽腫性疾患
Keyword:
サルコイドーシス
,
胃サルコイドーシス
,
肉芽腫性疾患
pp.351-354
発行日 2018年2月20日
Published Date 2018/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000267
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サルコイドーシスは原因不明の全身性肉芽腫性疾患であり,病理組織学的には非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を特徴とする.消化管サルコイドーシスは比較的まれであるが,そのなかでは胃がもっとも頻度が高い1).胃サルコイドーシスは,肉芽腫の存在する層や量の違いにより,多発潰瘍やびらん,スキルスを思わせる粘膜の肥厚や硬化,結節性隆起性病変などの多彩な内視鏡所見を呈する.今回は本症を取り上げ,内視鏡を中心とした診断の要点について述べる.
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