連載 講座
穿孔部・瘻孔部の内視鏡的閉鎖技術:現状と展望
森 宏仁
1
1香川大学医学部消化器・神経内科、愛媛労災病院外科
キーワード:
内視鏡的閉鎖
,
穿孔
,
瘻孔
,
内視鏡用全層縫合器
Keyword:
内視鏡的閉鎖
,
穿孔
,
瘻孔
,
内視鏡用全層縫合器
pp.227-232
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000233
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内視鏡学は,1980 年代まで,消化管疾患に対する診断学として発展してきた.1980 年代からは治療手技として,ポリペクトミーから局注を用いた内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosalresection;EMR)が普及し,1990 年代以降は内視鏡専用の切開ナイフを用いた,低侵襲手術である内視鏡的粘膜下層剝離術(endoscopicsubmucosal dissection;ESD)へと発展した.ESD が開発されてから20 年が経過したが,未だその対象を拡げ,その過程でESD 関連のさまざまな派生手技や工夫が報告されてきた1)~3)
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